中国農村地域総合計画マネジメント研修視察団来日
2001年10月14日 - 10月26日
札幌、長野 ほか

UNCRDは、2001年から実施している「中国西部大開発地域の人材育成支援プログラム」の一環として(3頁参照)、標記視察団を招聘しました。視察団は、中央・地方政府や研究機関において農村計画・管理などに携わる行政官や専門家ら9名から成りました。一行は、北海道や東京などの中央・地方自治体、研究機関や農協・農家などを訪問し、(1)日本の農業・農村問題と21世紀の農政の変化および対応策、(2)地域農業・農村振興対策と法制度、(3)農村総合計画および農村環境整備、(4)農村社会の活性化を図る管理経営と人材育成、(5)農産物流通関係の農協と中央卸市場、などについて調査を実施しました。

この調査結果として、WTO加盟後の中国においては(1)農業・農村政策と法制度の体系化、(2)農村計画とその地域における開発計画の統一性、(3)地方政府や農村の計画実施能力の向上、(4)農村・農業事業実施時の、国や州、市町村などの役割や責任の分担、(5)農業経営者や農民間での組織づくりと関係法の整備、(6)農村の生態系など農村環境整備への考慮、(7)財政面に関する都市と農村の連携体制、(8)政府による農業技術開発とその普及への支援、などが必要である、という点にまとめられました。


■日中共同シンポジウム
UNCRDは、視察団の来日活動の一部として、中国科学技術協会(CAST)と国際開発高等教育機構(FASID)と共催で、日中共同シンポジウム「中国西部大開発−農業・農村開発、環境保全、人材づくり−」 (10月19日 東京)を開催しました。これは、UNCRDとFASIDが中国の大学と共同で進めている「中国の開発・人材育成に関する研究プロジェクト」 の研究成果の発表の場でもあり、日中両国の政府、大学や研究機関などから研究者や専門家など56名が参加しました。

セッション1では、中国科学院地理科学資源研究所副所長をはじめ、中国から4名の講師が西部地域の農業資源と環境保全、持続可能な農村発展・地域開発などについて論じました。セッション2では、UNCRDとFASIDの研究員が、中国での人材育成と日中協力について討論を行いました。また、UNCRDの今後の協力体制について、地域開発分野に関する最新情報の交換、関係者間で共通の課題を討議する場の設立、などが提言されました。

Copyright(C) 2001-2017 United Nations Centre for Regional Development - Nagoya, JAPAN | ご利用規定 | プライバシーについて | お問合せ | サイトマップ