チリ研修フォローアップミッション
2001年11月1日 - 11月8日
サンティアゴ(チリ) ほか

UNCRDは、1999年から国際協力事業団(JICA)と共催で、過去3回にわたって「チリ都市システム開発研修」(4頁参照)を行ってきました。その成果をラテンアメリカ諸国に普及させるとともに、第4回以降の研修をより効果的な内容にするため、標記ミッションを実施しました。今回は第3回研修生のアクションプランを支援するため、サンティアゴ首都圏およびバルパライソ地域を訪問し、次のような調査結果を得ました。

●サンホアキン市の交通安全施策
貧困者層が多く住むサンホアキン市では、自動車交通の発展に伴い、近年自動車による事故が増えています。そこで交通体系の整備とともに、特に児童に対する交通安全教育の充実を図るため、交通公園を活用した学校教科の導入が実施に移されつつあります。しかし、公園から遠い学校があることや学校が使わない時どのように住民に開放していくかなど、まだ課題が多く残されています。

●インデペンデンシア市のリサイクルプログラム
インデペンデンシア市では、ゴミ処理費用が拡大し社会保障や教育予算を圧迫し始めていることが大きな問題となっています。そのため市ではリサイクルプログラムを導入し、ゴミ処理コストを引き下げ、最終的には利益を上げるシステム作りに取り組んでいます。現在はこのプログラムを最貧困者層居住地域に実験導入する準備が進められており、利益を生み出すための産業界の協力や市場調査などが今後必要とされています。

● バルパライソ地域の居住環境向上プログラム
バルパライソ地域では、貧困者層の違法住居が多く見られ、工業地帯にも宅地化の波が押し寄せています。都市開発は企画協力省が主体となって行っているが、高失業率、ゴミ問題、交通渋滞など問題点が多いです。今回の視察では、居住環境向上プログラムへの市や企画協力省、大学などによる協力体制が出来上がりつつあることが確認できます。しかし一方では、環境に優しいトロリーバスシステムなどが計画の中で十分に活用されていない、といった課題も判明しました。

Copyright(C) 2001-2017 United Nations Centre for Regional Development - Nagoya, JAPAN | ご利用規定 | プライバシーについて | お問合せ | サイトマップ