第2回JICA/UNCRDチリ「都市システム開発」研修コース
2000年09月18日 - 10月28日
名古屋ほか

UNCRDは、国際協力事業団(JICA)と共催で、チリの中央政府や地方自治体職員を対象に、全5回にわたる都市システム研修を実施しています。2000年1月から3月に実施された第1回研修では、交通、公害、ゴミ処理などの都市問題を分析しながら、都市行政の総合調整・管理運営能力の向上を目指しました。

第2回目は、自動車の急激な普及により交通渋滞・大気汚染対策が急務となっているチリの現状に鑑み、2000年9月18日 から10月28日まで、「持続可能な交通システム開発のための管理・運営方法」に焦点を当てて研修を開催し、チリの中央および地方政府の行政官など14名が参加しました。

研修は、「総論」「都市交通計画」「都市交通施設整備」「交通管理」「人にやさしい交通」「交通と環境問題」「まとめ」の7モジュールで構成され、研修生は、講義やケーススタディを通じ、日本や諸外国の交通政策を、その問題点や対処方法も含めて分析するとともに、武蔵野市のコミュニティバスや鎌倉市の交通需要管理施策、阪神地区の大気汚染対策、岡山市の路面電車を中心としたまちづくり、などを視察し、日本とチリの事例比較、日本の交通管理システムの適用可能性や代替案の検討などを行いました。

研修終盤には、日本の事例を参考にしながら、独自のアイデアを盛り込んだアクションプランを作成し、研修生から、鉄道を中心とした日本の公共交通システムの適用、バスや収容人数の多い大型タクシー用優先車線の導入、環境にやさしいエンジンの開発、交通需要マネージメント(TDM)の推進、などのプランが提案されました。

UNCRDは研修内容をさらに充実させるため、2001年4月にチリへフォローアップ・ミッションを派遣して、参加者が策定した行動計画の進捗状況の視察と新しい研修ニーズの調査を行いました。今後の研修コースでは、環境管理や人間の安全保障などのテーマを取り上げていく予定です。

Copyright(C) 2001-2017 United Nations Centre for Regional Development - Nagoya, JAPAN | ご利用規定 | プライバシーについて | お問合せ | サイトマップ