第3回エチオピア計画担当者対象国内プログラム(2001)
2001年04月1日 - 04月25日
オロミア(エチオピア)

エチオピアのオロミア州は、民族的行政区分の9つの地域の中で、面積、人口ともにエチオピア最大の州です。エチオピア・オロミア地方開発計画経済庁(OBPED)は、計画の様々な側面を扱う各局、マクロ局、生産局、社会経済局、計画局や女性局などで構成され、12行政区には、それぞれの計画オフィスが存在しています。近年の地方分権化政策の結果、オロミア州の自治体では人材不足と組織的能力の弱体化に直面し、データ収集、情報管理、データ分析だけでなくプロジェクトの計画や管理もこなせる優秀な地域計画担当者が必要とされています。また、地域開発、 プロジェクト計画・管理、データ収集、情報管理などに関する研修教材や参考文献も非常 に不足しています。

UNCRDアフリカ事務所は1999年以来、オロミア地方政府の地域計画の立案能力や地域開発計画の 担当者のプロジェクト計画と管理能力の向上を目指して、人材育成や研修機能の強化を支援して きました。この研修プログラムは、第1回(1999年)、第2回(2000年)とも高い評価を得た 研修シリーズの第3回目で、2001年4月1日から25日まで、24名の地域計画担当者を対象として実施されました。

研修では、地域計画の質の向上と実効性のある計画策定に必要な知識・技術を習得する機会を提供することを目的とし、プロジェクト計画・管理、そして計画策定と政策分析のためのデータ収集・分析にそれぞれ焦点を当てて、2モジュールで構成されました。モジュール1では、前2回の研修内容に基づいて作成されたテキストブック「プロジェクトの計画、実行と評価:エチオピア・オロミア地方における基本的研修マニュアル」が使用されました。研修方法としては、アウトプット志向参加型研修法が採用されました。さらに、コンピュータを使った統計的演習やデーターの分析を行う演習や、フィールドスタディも行われました。

■第3回エチオピアの計画担当者のための研修プログラム評価

参加者による研修評価の結果、研修テーマの重要度やモジュールの目標達成度も高く、研修法、研修教材、講師によるガイダンスなどを含めて総合的に高い評価を得ることができました。モジュール1のフィールド調査から、コミュニティレベルのプロジェクト管理に話し合いによる問題解決や交渉の技術が必要なことが明らかとなったため、次回研修ではこのようなテーマを取り上げて欲しいという要望が提出されました。今回新しく導入したコンピュータ利用技術に関するモジュール2も高い評価を得ました。アウトプット志向参加型研修法は、ディスカッションや経験の共有を通して互いに学び合うことができる点が好評でした。

以上の結果から、この研修プログラムはオロミア地方政府の能力向上と、地域開発現場担当者のプロジェクト計画・管理能力の向上に大変効果的であったことが明らかとなりました。

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