第2回インドネシア地域開発マネジメント研修コース
2004年11月23日 - 12月22日
名古屋ほか

第2回研修には、インドネシアの中央政府や州政府、県政府などの中堅行政職員16人が参加しました。 この研修は、@日本の地域開発などに関する講義・現地視察、A日本とインドネシアの地域開発のあり方や手法を比較・分析し、それぞれの長所・短所・適用可能性などを議論しながら、インドネシアに適した地域開発のあり方を探る演習、Bインドネシアの状況を踏まえた具体的なアクションプランの作成・発表という3つのプログラムから構成されており、このプロセスを通じて、地域開発に関する様々な知識・技術を習得するとともに、インドネシアの状況を踏まえた計画策定能力・実施能力・評価能力の向上を図りました。

第1回の研修では、主に地域開発のマネジメント面に焦点を当てましたが、今回の研修ではさらに範囲を広げ、特産品などの地域資源を活かした地域開発の手法にも焦点を当てました。 具体的には、地域住民自らが地域に内在する資源を活用しながら地域形成、産業形成に取り組む内発的地域振興策の講義を行うとともに、この内容を踏まえた現地視察を数多く行いました。 地元特産のトマトを使用してトマトケチャップを手づくりしている竃セ宝レディースや、道の駅「パスカル清見」を核として戦略的に特産品開発を行っている清見村の取り組み、歴史的建造物を活用して中心市街地の活性化に取り組む轄封ヌの活動など様々な形の内発的地域振興策を実際に現地で学ぶことで、研修生は理解を一層深めることができました。 また、農業協同組合制度や、農業試験場、アンテナショップといった行政が実施している支援策など内発的地域振興策を支える様々な仕組みについても並行して学びました。

研修の最終段階では、4つのグループに分かれて講義や現地視察を踏まえたディスカッションを行い、自国における目標の明確化や問題意識の醸成を図るとともに、研修生の地元の地域資源を活かした地域開発のアクションプランを作成しました。 チャイナタウンを活かした観光振興や、アグリツアー、みかんやゴムの木など地元の農産物を活かした地域開発などを取り上げたアクションプランには講義や現地視察で学んだことが随所に活かされており、各自の視点で内発的地域振興策を理解し、インドネシアでの適用の方向性を明確に示していました。

インドネシアにおける地方分権は始まったばかりであり、新たな地域開発のあり方を模索している段階ですが、研修生が今回の研修の成果を今後の職務に反映し、また、職場内で共有することで、インドネシアの各地において地域主導型の地域開発が活発に展開されることが期待されます。

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