マレーシア・南クチン市のためのSDGs推進研修
2018年09月3日 - 09月7日
愛知県

背景
2015年9月、各国首脳は次の15年間を見据え、新たな持続可能な開発アジェンダである「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択しました。この2030アジェンダは、人間・地球及び繁栄のための行動計画として、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動など、17の「持続可能な開発目標(SDGs)」を掲げています。

マレーシアは、SDGsが採択される以前の1970年代から、貧困の根絶と社会の不均衡を解消するための新経済政策を掲げ、持続可能な開発を促進してきました。2009年、マレーシア政府は、さらに持続可能な開発を追求するための新たな経済モデル(NEM)を策定、NEMには、後にSDGsの柱となる持続可能な開発の3つの要素、収入向上(経済)、包括性(社会)、持続可能性(環境)が反映されています。現在の第11次5カ年計画(2016-2020)においても、NEMの3本柱が継承され、SDGsを優先課題として取り上げることとされており、これらを実施するため、最高意思決定機関として首相をトップとする国家SDGs評議会が立ち上げられました。また、多様なステークホルダーから構成される国家運営委員会(NSC)が調整機関として、SDGsロードマップを策定し、その進捗をモニターしています。

マレーシア政府は、こうした国レベルの取組を州レベルで展開するため、各州に対してSDGs実施にむけた調整を要請しており、サラワク州においては、州都の北クチン市や南クチン市に対し、主要なステークホルダーとしてSDGsに取り組むよう要請しています。国連地域開発センター(UNCRD)では、南クチン市からの要請を受け、職員を対象に標記の研修を実施しました。本研修を通じて、日本の自治体や他のステークホルダーによるSDGs実施に向けた取組を学んで頂き、南クチン市のSDGs推進を支援しました。

主催
UNCRD、南クチン市

研修対象者および人数
南クチン市長及び副市長を含む職員 計40名

目的
南クチン市の職員を対象にした、SDGsの推進に向けた戦略づくりやプロジェクト立案に必要な知識や技能の強化

研修内容
・講義、視察、ディスカッションを通じて、日本の自治体の持続可能な都市開発や健康都市推進のノウハウや経験から、SDGs推進のための戦略づくりや多様なステークホルダーによる具体的な取組を学びました。
・質疑応答や意見交換を通じて、相互の経験を共有しました。

訪日研修は終了しましたが、研修生は自国でSDGsの推進に向けたアクションプランを作成中であり、UNCRDでは引き続きを支援しています。

なお、2018年10月に開催された第8回健康都市連合国際大会において、本研修でご紹介頂いた尾張旭市の「健康都市の取組、第5次総合計画と健康都市プログラムとSDGsの関連、あさひ健康マイスターとSDGs」に、健康都市連合から「クリエイティブ・ディベロップメント賞」が授与されました。

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