ベトナムEST国家戦略 完成
2012年03月31日
ハノイ(ベトナム)

UNCRDは日本環境省の支援のもと、ベトナムにおいてESTを推進する方向性を示すEST国家戦略の策定を2006年より支援してきました。このベトナムEST国家戦略が、2012年3月にベトナム運輸省及びベトナム環境天然資源省の承認を受け、正式に完成しました。国家戦略の策定にあたっては、参加型プロセスを重視し、環境と交通の関係者を集めて国内関係者会議を重ね、戦略の草案を繰返し協議・修正し、幅広い意見を集約しました。

ベトナムは、近年急速に経済発展を続けているアジアの成長国の一つですが、公共交通に関しては、ハノイ、ホーチミンともに10パーセント以下という低い利用率にとどまっており、多くの国民は自家用車や自動二輪車で移動しています。こうした公共交通利用率の低さと自家用車利用の増加は、大都市において大気汚染や交通事故など国民生活の質にマイナスの影響を与えています。

こうしたことから、ベトナムEST国家戦略は、社会経済開発に伴い増加する交通需要を適切に扱うために、ESTを推進することにより、持続可能な道路交通を整備するとともに良好な環境を維持し、国家の持続可能な発展と国民生活の質の向上を図ることを全体目標としています。また、ESTを推進し、安全・公平・快適な移動手段を確保するために、MRTの導入による公共交通利用者数の拡大、都市公共交通インフラの開発、排出ガス規制など2020年までに達成すべき10の目標を掲げています。そして、この目標を達成するために22の個別プロジェクトを重要施策として提案しています。

このEST国家戦略を今後の交通政策の基礎として活用し、関係者が協力してベトナムにおけるESTを推進し、持続可能な開発が達成されることが期待されています。

策定プロセス

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