フィリピンEST国家戦略 完成
2011年05月20日
マニラ(フィリピン)

UNCRDは、日本環境省及びクリーン・エア・イニシアティブ・アジア(CAI-Asia)の支援のもと、2008年9月よりフィリピンにおいてESTを推進する方向性を示すEST国家戦略の策定を支援してきました。EST国家戦略については、大統領令254号(2009年1月30日)により、フィリピン運輸通信省が先導して策定する旨指示があり、フィリピン環境天然資源省の協力も得ながら国家を挙げて精力的に進められてきました。

マニラ、イロイロ、ダバオ、バギオなどフィリピン国内の様々な地域において、環境と交通の関係者が集い、国内関係者会議を重ね、戦略の草案を繰り返し協議・修正してきました。このような参加型プロセスを経て幅広い意見を集約した戦略の最終草案が2011年5月に完成し、運輸通信省によって正式文書として承認されました。

これを記念してホセ・P・デイエス運輸通信長官及び元環境天然資源長官のゴズン大統領補佐官が議長を務め、完成式典が行われました。式典には、環境と交通に関わる関係省庁、国際機関、専門家、学術機関、NGOなどから約70名が参加しました。(式典プログラム等(英語ページ)

フィリピンEST国家戦略は2020年までの目標として次の2つを掲げています。


1. 年間エネルギー消費の増加率を下げ、都市において運輸部門から排出される温室効果ガスや汚染物質を減らすこと
2. 低炭素交通システムの推進やより持続可能な交通手段の利用への切替えなどを含む環境に優しい交通(EST)の商品やサービスの市場を通して、持続可能なモビリティを達成すること


この統合的EST国家戦略が、フィリピンの交通政策をより人と環境に優しいものにするための国家ガイドラインとして活用されるとともに、2010年8月の第5回アジアEST地域フォーラムで参加各国により採択されたバンコク宣言2020の持続可能な交通目標の達成に寄与することが期待されています。さらに、関連するESTの取組みについて、温暖化対策における国際的な支援を受けるための途上国における適切な緩和行動(NAMAs)の基礎及び枠組みとしても活用が期待されています。


策定プロセス

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