ケニアにおけるソマリア難民への自立・経済活動への復帰のための能力向上・技能改善訓練事業に関する追跡調査
2013年12月2日 - 12月4日
ケニア・ダダーブ

UNCRDアフリカ事務所は、ダダーブ難民キャンプのソマリア難民と、ケニアの受入れコミュニティ双方の技術的能力の向上及び、社会経済的状況と自立支援の促進のため、生計創出と能力形成プロジェクトを実施しています。このプロジェクトでは、自立を押し進め持続可能な生計を改善し、経済活動への復帰を支援する長期的開発プロジェクトで、人道的支援の一助となることを目的としています。この目的のため、UNCRDアフリカ事務所は現在までに、以下のような多様な研修プログラムと多くの生計創出プロジェクトを実施しました。

省エネ型コンロの供給: 3000個省エネ型コンロを供給。省エネ型コンロの利用で薪の使用を約3分の2削減。また難民の女性や少女等の薪収集に費やす時間が10分の1にまで減少。性暴力にさらされる危険も減少。
縫製ミシンの供給: 女性グループの生計改善のために90台の縫製ミシンと縫製用椅子を提供。最近実施した訪問調査の結果、女性グループの間で縫製業が始動。様々な種類の衣料が販売され、生計が改善。
コンピューターの供給: 若者たちがサイバーカフェを運営できるよう、100台のデスクトップ・コンピューターと机及び椅子、100台のUPS、10台のプリンター、11台のモデムを供給。最近の調査の結果、インターネットに接続されたコンピューターが設置され、若者の効果的なサイバーカフェ経営が確認される。
簡易住居の建設: 国際移住機構(IOM)と協力して、320戸の難民用簡易住居を設置。難民と受入れコミュニティの110名が簡易住居建設の技能訓練を受講。これにより約100 名が短期雇用の機会を得る。ダダーブの地元供給者や契約者との取引の機会の創出により、多大に地域経済振興に貢献。
テントの供給: 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と共催で、新たな難民キャンプであるカンピオスにおいて、4000人の難民用に798基の避難用テントを供給。厳しい気候や野生動物の襲来から難民を保護。また、犯罪や性暴力も減少。

UNCRDの高瀬所長とUNCRDアフリカ事務所のコーディネータがダダープ難民キャンプを訪れ、これらのプロジェクトや事業の追跡調査を行いました。ブロジェクト現場の訪問に際しては、難民と受入れコミュニティの代表者の双方から、UNCRDの生計向上と能力向上に向けた支援の提供に対して、多大な感謝の意が示されました。


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