アジア・アフリカの地域間交流フォーラム:効果的な社会開発政策とその実施の ための地域間・地域内協力
2001年02月20日 - 02月24日
ナイロビ(ケニア)

UNCRDアフリカ事務所は、2001年2月20から24日まで、国連経済社会理事会(UN/DESA)との共催で、アジア・アフリカの地域間交流フォーラムをナイロビで開催しました。これは1999年6月の地域間セミナー「社会政策改革におけるアジアの経験とアフリカへの応用」のフォローアップ事業として開催されたもので、ボツワナ、エチオピア、ケニア、ナミビア、タンザニア、ウガンダ、ジンバブエ、マレーシア、タイ、シンガポール、キプロス、ロシア、アメリカから40名を超える上級政策担当者と学識経験者が参加しました。また、国際連合開発計画(UNDP)、国際協力事業団(JICA)、国連ボランティア(UNV)といった国際機関・地域機関からも代表が出席しました。

このフォーラムは、アフリカ諸国が貧困緩和と経済成長促進を重視し、より効果的で持続可能な社会開発プログラムを策定できるよう支援することを目標としました。具体的な目的は、社会政策の立案と実施について先進的意見を交換する場を提供する、南南協力体制に基づいてアジア・アフリカ諸国間のパートナーシップを育成する、の2点でした。

このフォーラムでまとめられた提言の内容は以下のとおりです。
  1. アフリカ諸国は、開発における社会的側面の重要性を認識し、貧困を削減して最終的には撲滅することを最優先課題とすべきである。

  2. 貧困との戦いとハ持続可能な社会経済開発を促進するには良い統治を実現する必要がある。良い統治は民主的開発を成功させるための土台であり、官民両機関において透明で責任の所在が明らかな統治と行政が行われるべきである。

  3. アフリカの多くの国々で社会紛争や民族紛争が勃発しており、紛争解決や平和構築に向けての対策を練るべきである。国内および国家間の紛争は貧困緩和と持続可能な社会開発を妨げる最大の要因であり、アフリカ各国政府と国際および地元機関は、各地の政治紛争と民族紛争の平和的解決に向けて努力する必要がある。

  4. 持続可能な経済成長の促進、貧困削減、そして雇用拡大のためには地域協力体制を築き、強化する必要がある。アフリカ諸国はこの点に関してアジアの開発経験の成功例から学ぶべきである。

  5. 医療と教育分野における公的投資を最優先する必要がある。アフリカではHIV/AIDSの犠牲者が多く、全世界の感染者3600万人のうち2500万人がサハラ以南のアフリカ住民である。また世界中でエイズに関連して命を落している2200万人のうち1600万人がアフリカに住む人である。このようにエイズがアフリカで猛威をふるっている現状下では、すべての関係者が一致団結して効果的にHIV/AIDSと戦うための姿勢が必要である。

UNCRDアフリカ事務所は、フォーラムの内容をまとめて、「アジア・アフリカの地域間交流フォーラム: 効果的な社会開発政策とその実施のための地域間・地域内協力」を発行しました。

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