地域レベルでの良い統治と開発を支援するNGOの役割
2002年07月31日

UNCRDアフリカ事務所は、「地域開発のための分権化プロジェクト」の第一段階で「アフリカにおける地方分権化と良い統治の確立との関連」について、地方での効率的かつ効果的な社会サービスの提供などを調査し、結果を論文集(RDD)の第21巻 1号(2000年春季)にまとめました。プロジェクト第二段階の研究テーマとして取りあげられたのが、「地方政府と開発におけるNGOの役割」です。

1980年後半の民主化の動きに関連して、統治過程におけるNGOの役割が活発になってきており、現在では医療や教育などの社会サービス提供の40?50%をNGOが担っている国もあるほ どです。この結果、国内外の書物においてNGOの定義や類型が活発に行われるようになりました。

第二段階では、このようなNGOの類型を分析し、分類方法を提案すると同時に、NGOがどのように成長し変化してきたかを探ります。第二段階の最も重要な目的は、アフリカ諸国の地域レベルの統治と開発に積極的に参加しているNGOの名前をピックアップすることです。さらに、NGO参加の組織的枠組み、特にNGO間やNGOと他の地元機関らとの横のつながりを検証し、地元住民の利害に係わる意思決定などの統治プロセスでNGOが果たしている役割を評価することもねらいとしています。

第二段階の研究対象に選ばれたのは、カメルーン、ウガンダ、タンザニア、ガーナ、ボツワナ、ナミビア、ナイジェリア、ケニアの8ヶ国です。情報ベースを拡大して信頼性の高い調査結果を出すため、研究対象国をこれまでより2カ国増やしました。また、このように入手した情報を事例研究として発表することにより、様々な非国家アクターの役割がより明確 になることが期待されています。これらの事例はアフリカ地域開発研修コースや国別技術支援プログラムでも教材として活用される予定です。

また、リサーチレポートNo.41としての出版も予定されています。このプロジェクトの結果、地域開発に携わっている地元NGOの組織的枠組みと機能を分析するための指針が策定され、地域レベルの統治、特に意思決定などにおけるNGOの役割と範囲が明らかになる予定です。なお、中央政府と地方自治体の役割と責任に関する研修教材の開発も計画されています。

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