第29回 地域開発国際研修コース (2001)
2001年05月10日 - 06月20日
名古屋ほか

UNCRDは開発途上国で地域開発に携わっている政府や地方自治体等の中堅職員、実務担当者らを対象に2001年5月10日から6月20日まで、第29回地域開発国際研修コースを実施しました。この研修コースは、地域開発に関する実務的知識や技術の習得、ならびに日本を始め各国の地域開発経験の共有を図り、視野拡大の機会を提供することを目的として、毎年開催されているものです。

今回の研修は、開発途上国における貧困軽減や環境管理に焦点を当て、「人間の安全保障」を柱に、「地域開発の課題と戦略」「人間の安全保障・環境・地域開発」「日本の地域開発の経験に学ぶ」「地域社会の開発戦略」「まとめ」、の5つのモジュールから構成されました。

研修では、講義、ワークショップ、セミナー、グループ・ディスカッション、現地視察などの様々な研修方法が採用されました。現地視察は、愛知県足助町の住民による町おこしプロジェクトを始めとして、豊田都市交通研究所、地場産業を生かした美濃市のまちづくり、三重県四日市市の公害克服の取り組みや環境関連施設、京都市の景観保存施策、大阪の千里ニュータウン開発、神戸市および尼崎市の阪神・淡路大震災の教訓と防災・復興計画、広島の原爆祈念公園などで、研修生から高い評価を得ました。また、2泊3日のホームステイプログラムでは、常滑国際交流協会による市民レベルでの交流を図り、日本の伝統文化に触れる機会にも恵まれ、研修生に好評でした。

最終モジュールでは、研修期間中に習得した知識に基づいて、研修生自身が自国の実状に合わせて導入する具体的なアクションプラン(行動計画)をまとめあげ、その内容について全体ディスカッションを行いました。

この研修には、アジア(バングラデシュ、ブータン、カンボジア、ネパール、中国、インドネシア、イラン、ヨルダン、パキスタン、フィリピン、スリランカ、ベトナム)、アフリカ(ケニア、タンザニア)、中南米(エクアドル、コロンビア)の16カ国16名に加え、協同研修生として日本から2名が参加しました。

第29回地域開発国際研修コースが終了した時点で、1971年のUNCRD設立以来、今回初参加のエクアドルを加えた参加国総数は68カ国に、参加者総数は823名になりました。

地域別では、東南アジア(32.6%)、南アジア(25.9%)、アフリカ(10.7%)、ラテンアメリカおよびカリブ海諸国(5.5%)となっています

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