第6回ラオス地域振興研修ワークショップ
2004年12月6日 - 12月18日
タラート(ラオス)

UNCRDは、(独)国際協力機構(JICA)、ラオス政府計画投資委員会(CPI/DGP)との共催で、また今回は国連開発計画(UNDP)ラオス事務所の参加・協力により、標記研修コースを実施しました。この研修はラオスの県・郡レベルの地域開発担当者の能力向上を長期目的とし、参加型地域開発計画、プロジェクト運営・評価、貧困削滅、人間の安全保障の促進などを目指しています。

今回は、開発計画に携わる郡職員の養成を担当する、県レベルの職員を対象とした研修(研修実施者の育成)を行ないました。現在のラオスは地方分権の流れの中にあり、ラオス国家成長貧困削減戦略(NGPES)の具体的実現のために、現場で携わる県郡役場職員の能力向上は重要課題となっています。

今回の研修には、ボケオ、カムアン、サラヴァン、シェンクワンの4県から28名とCPIから2名の計30名が参加しました。 県からは、教育、公衆衛生、農林、交通・運輸、企画・統計局の局長・副局長などと、ラオス女性同盟のメンバーが参加しました。このことは、県レベルで振興計画立案を扱う担当者や、NGPESで謳われている貧困削減への取り組みを担当する各局職員などが一丸となって職務に取り組む「チームワーク」を促進し、またジェンダーの視点を計画立案過程に反映することを可能にしました。 また今回、研修の実施を担当したCPI職員は、研修生の育成ができるよう、UNCRDによる研修を既に受けており、研修中は中心的役割を果たしました。

研修は講義と議論、研修生の発表、参加型計画の実習、現地視察、行動計画の策定など5モジュールで構成されました。 講義は、「郡・村落群の開発計画」「NGPESの実施」「参加型計画手法」「プロジェクト運営、監視、評価手法」「人材育成方法」などが取り上げられ、研修生の発表では、各県で貧困削滅に貢献した成功例などの経験の共有が図られました。

参加型計画の実習では、ビエンチャン県ポンホン郡の4つの村に研修生が実際に出向き、参加型計画の手法を用い、住民のニーズや意見を集め整理し地域振興計画に反映させる一連の作業を行いました。そして最後に、郡職員育成への今後の取り組みに関する行動計画を策定しました。

研修生からは、研修に非常に満足しており、内容も現在の職務に有用で有益なものだったとの評価を得ることができました。 一方で、参加型計画の実習、講義、講師、および手引き(テキスト)についての要望も寄せられました。 これらの意見は今後の研修の改善に役立て、引き続き支援をしていく予定です。

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