地域開発 - 社会的課題(人間の安全保障)
環境
防災管理計画
社会的課題
地域開発

ボゴタ−クンディナマルカの総合的地域開発のための能力育成

プロジェクト概要

2001年2月、ボゴタ市、クンディナマルカ県、クンディナマルカ地域自治体(CAR:Corporacion Autonoma Regional de Cundinamarca)は、社会、環境、経済開発におけるボゴタ市とクンディナマルカ県の相互協力を促進するという目的で、ボゴタ-クンディナマルカ地域開発委員会(RPB:Mesa de Planificacion Regional Bogota-Cundinamarca)を共同で設立しました。

RPBは、2001から2003年に実施されるプロジェクトの第1段階において、関連機関が協同で地域計画を策定することを目標に、官民機関の組織能力と専門的能力を育成します。このプロジェクトには、コロンビア政府および様々な官民組織が参加します。

UNCRDとボゴタ市の間に、「ラテンアメリカおよびカリブ諸国における地域開発計画・管理能力の育成に関する調査研究・研修プログラム」を実施するという取り決めが以前よりあったことから、ラテンアメリカ事務所もRPBへの参画が求められ、研修実施とプロジェクト全体の進行の監視を担当することになりました。

クンディナマルカ県は、ラテンアメリカ事務所が実施中の「人間の安全保障と地域開発プロジェクト」の調査対象地域でもあり、県内の地方自治体は数々の問題に直面しています。例えば、人口爆発や貧困などの経済、環境、人間の安全保障に対する脅威が原因となって社会紛争が勃発していますし、社会経済的グループやエスニック・グループの間で収入、土地利用、財産所有、雇用、基本的社会サービスに関する格差が広がっています。また、地方自治体間や農村部と都市部間で予算や組織能力に関して著しい違いが生じています。このような問題を解決するためには、中央政府、地方自治体、民間セクター、市民社会による協力体制が必要不可欠です。

RPBのプロジェクトでは、中央政府と地方自治体が一致団結して地域開発を推進しますが、このような協力体制が敷かれることはラテンアメリカでは非常に珍しく、コロンビア国内の他地域や他のラテンアメリカ国家が総合的地域開発を計画・実施する際の参考になることが期待されます。

このプロジェクトの主な目的は、(1)ボゴタ-クンディナマルカ地域の総合的かつ持続的開発のための組織能力を育成すること、(2)国家、地域、都市といった異なる行政区間および官民間の協力体制を整備・強化すること、(3)持続的な地域開発の推進に向けて取り組むべき課題についての認識を高めること、の3点です。具体的な内容としては、(1)ボゴタ-クンディナマルカ地域の生産性、人間の安全保障、環境、組織的枠組みなどを検証して複数組織の協力による地域開発に関する研修ニーズを測ること、(2) 中央政府と地方自治体の問題解決能力の強化を支援し、地域の課題とその解決方法を組み合わせた地域開発政策を実施できるようにすること、の2点です。現在、ボゴタ-クンディナマルカ地域の計画・管理に携わる職員を対象とした研修の実施が検討されています。

(実施方法)
プロジェクトでは、課題や優先事項を明確にしながらアクションプランの作成を行い、地域内の関係者の参加と組織化を促進します。UNCRDは研修に重点を置きながら、プロジェクトの全体的な流れを調整します。

プロジェクトでは以下5つが実施されます。

  1. 実地調査: RPB、UNCRD、現地調整チームの協力により情報収集を行い、RPBが指定する主要点、すなわち生産性、人間の安全保障、環境、組織的枠組みなどに留意して、地域別プロフィールを作成します。この実地調査は研修ニーズを明らかにし、研修プログラム策定の基礎となります。
  2. SWOT分析:プロジェクトはボゴタ市、クンディナマルカ県、CARの3者により実施されるため、各々の任務、その重要性、任務を果たす能力、各任務の関連性を明確にすることが肝要です。また、任務達成手段を決定してその妥当性を評価することも重要です。このため、SWOT分析でボゴタ市、クンディナマルカ県、CARの長所と短所および外部からの機会と脅威を比較分析し、研修ニーズを測ります。
  3. 研修:研修は、地域の関連組織の組織能力と専門的能力を強化することを主眼として計画・実施されます。研修プログラムの具体的内容は、実地調査とSWOT分析の結果に基づいて決定されますが、大まかな枠組みとしては、4モジュール構成の研修コース(第1モジュールは2002年2月実施)、ワークショップ、他地域の事例の研修視察、レポートやパンフレットおよびホームページによるプログラムの進捗状況の報告と成果の普及を行います。研修参加者は140名程です。
  4. アクションプランの作成:グループでアクションプランを作成することにより、共通課題と優先順位を明らかにし、総合的地域開発促進に必要な資源や障害などを協議すると同時に、各作業の責任者、各々の作業計画、資源の管理方法、各段階の予想成果などを明確にします。また、プロジェクトの影響を様々な側面から監視・評価し、各段階間の調整のための指針を設定します。この作業によって、各々の関係団体からの信頼が深まり、優先順位や見解の異なる事業において、その効果を監視・評価するための指針が工夫されるものと予測されます。
  5. 戦略的地域開発計画の策定:計画策定は現地関連機関により行われます。RPBは、総合的な方向付けを行います。

第1回・第2回コロンビア中央地域環境政策ガイドラインのためのワークショップ(2008年5月、6月)
地域政策フォーラム −コロンビアにおける総合地域開発管理経験から学ぶ−(2008年5月)
ボゴタ市における地域的および国際的統合政策に関するワークショップ(2007年10月)
自治体ワークショップ(2006年2月)
ボゴタ・クンディナマルカ地域開発国際フォーラムおよび第5回地域開発研修(2005年11月)
「ボゴタ・クンディナマルカ地域アジェンダ2005-2008」策定に向けての能力育成研修(第4回)(2005年3月)
カリフォルニア大学バークレー校で講演(2004年3月)
ボゴタ・クンディナマルカ地域開発国際フォーラム(2003年8月)
第3回ボゴタ・クンディナマルカ地域開発研修(2003年8月)
ボゴタ−クンディナマルカ地域における共有の将来構想づくりに向けた地域参加型ワークショップ(2003年4月)
第2回ボゴタ・クンディナマルカ地域開発研修(2003年1月)
「ボゴタ・クンディナマルカの総合的地域開発の能力育成」スタディツアー(2002年11月)
ボゴタ−クンディナマルカの総合的地域開発のための能力育成ワークショップ(2002年8月)
第1回ボゴタ−クンディナマルカ地域開発研修(2002年4月)
ボゴタ−クンディナマルカの地域開発委員会ワークショップ(2002年2月)

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