ビエンチャン国際首長フォーラムー第10 回アジアEST 地域フォーラム会合の一環として
2017年03月15日
ビエンチャン(ラオス)

第 10 回アジアEST 地域フォーラム会合の一環として、国連経済社会局持続可能な開発部(UN DESA/DSD)、国連持続可能な開発事務所(UNOSD)及び UNCRD の共催により、本フォーラムが開催されました。本フォーラムの目的は、国際的なプラットフォームとして、持続可能な開発目標 11(SDG11)や第 3 回国連人間居住会議(ハビタット 3)で採択された「ニュー・アーバン・アジェンダ」に沿って、持続可能な都市の実現に向けた課題を抽出し、計画や戦略の策定・実施における優れたアプローチを検討することにあります。本フォーラムには、アジア、アフリカ、ラテンアメリカの 39 都市から、21 名の市長・副市長を含む、都市の代表、国際機関や都市開発の専門家ら 73 名が参加しました。

テーマ
包摂的で安全かつレジリエントで持続可能な都市づくり
主催
国連経済社会局持続可能な開発部(UN DESA/DSD)
国連持続可能な開発事務所(UNOSD)
UNCRD
会場
ドンチャンパレス

第 10 回アジアEST地域フォーラム会合との合同で行われた冒頭のセッションでは、「スマートでレジリエントかつ低炭素の都市を実現するための政策」に関する議論が行われました。引き続き行われた単独セッションでは、「持続可能な都市開発のための統合的計画ーSDGs のローカル化」、「都市計画と都市開発への市民参加」、「SDG11 のための資金調達」、「都市における文化・自然遺産と歴史的景観の保護、レクリエーションのための"緑"とその他公共空間の提供」及び「都市のレジリエンスー仙台防災枠組2015-2030 の実施、災害リスク軽減都市計画への統合、気候変動への対応等」という持続可能な都市づくりにおいて重要な 5つの テーマを取り上げました。各セッションでは、専門家によるファシリテーションの下、市長や都市の代表者が、関連する政策やプロジェクトについて発表し、その後全体で議論し知見や経験を共有しました。

各セッション で議論された内容は以下の通りです(第 10 回アジアEST地域フォーラム会合の議長サマリーからより主な要点を一部抜粋)。
・持続可能な開発の実現に向けて、都市は重要な役割を担 っており、SDGs や「ニュー・アーバン・アジェンダ」を取り入れることは、都市計画、開発、管理における従来の方法を見直し、より包括的で統合的かつ包摂的な方法を取 り入れる機会をもたらす一方、グローバルな目標をローカルな文脈に落とし込む柔軟性をもたらすものである。
・市民参加により、都市が何をすべきかが定まり、市民の 都市開発へのオーナーシップが育まれる。
・持続可能な都市の変革を促進する上で、資金調達は依然として重要な課題であり、独自の収入源やその他の資金調 達メカニズムの導入を検討する必要がある。
・文化・自然遺産や公共空間を維持するためには、関連する計画やプロジェクトを策定する過程において市民との 協議が不可欠である。観光開発はビジネスや雇用の機会をもたらすが、観光開発の持続可能性のためには、文化・自然資源の効果的な保全が必要である。
・災害リスクを考慮した計画と設計を適用することで、レジリエンスを積極的に高めることができる。災害リスクをどの程度計画に考慮したかにかかわらず、依然としてリスクは残り、人々を災害から守るための災害管理イニシアティブには重点をおくべきである。

フォーラム終了時に実施したアンケートでは、議論を深めるには時間が短かったという意見もあったが、SDG11 や「ニュー・アーバン・アジェンダ」の実施に向けた課題 を議論し、戦略の展開や政策の立案における優れたアプローチを共有するという本フォーラムの目的は概ね達成す るこができました。本フォーラムをきっかけに、参加都市において、包摂的で安全かつレジリエントで持続可能な都市の実現に向けた取組みにさらに弾みがつき、促進されることが期待されます。

プレゼン資料等詳細についてはホームページ(英語)をご覧下さい。

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